寒風山・石鎚・四国カルスト / 四国 帰省ツーリング(2)

帰省二日目。天候に不安があるものの、何もしないワケにも行かず(今回の帰省の目的の一つはツーリングです)、雨具万全にして四国カルストを目指して出発しました。


■ルート全体図


今回走ったルートは、下記の通り。
愛媛県の四国中央市から高知県の須崎まで、四国のど真ん中をバイクで走り抜けるルートです。下記の地図は、須崎でゴールしている形になっていますが、実際には、須崎から四国中央まで高速道を使って戻っています。このルート地図作成の機能の制限で、8,000箇所のカーブがあると編集結果が保存できないのため、途中である須崎までにしています。

川之江(※スタート)→西条→寒風山トンネル→町道瓶の森線→山荘しらさ→石鎚スカイライン→四国カルスト→R197号(梼原街道)→須崎→高速道(高知道)→川之江(※ゴール)
※ちなみに、今回のルートでは12時間ぐらいかかりました。




■ポイント紹介


四国中央から西条までは高速道路を使えば近いものです。
西条のコンビニで水分補給をし、これからのツーリングに備えます。このとき撮影した写真では、天気は晴天、青空が広がっていました。


▲コンビニの駐車場で一枚▲

▲このときは青空でした▲


西条からR194に入り、寒風山トンネルへ向かいます。
途中、高知県がもうじきであることを告げる可愛らしい看板があったので寄り道しました。西条から高知県は四国の山の中を通ることで抜けることができるんだ、って初めて知りました。みなさん、普通に使っているんですね、きっと。

看板の周りの景色はすでに山の中。渓谷が広がります。四国はやはり街と山がとても近い地域です。すぐに山奥になってしまいます。


▲R194は、愛媛と高知を結ぶ街道です▲

▲先ほどまで西条の街中だったのに▲

▲もうこんなに山の中▲

▲四国は山が近いです▲

寒風山トンネルを通るのは、今回初めてでした。とても長いトンネルで、全長が6キロもあるそうです。なんでも、四国で一番長いトンネルだそうです。寒風山トンネルを通過する際の動画が、YouTubeにアップされていたのでご紹介います。全長6キロのトンネルを6分かけて通過しています。ただただトンネルの映像が続きます。(^^;


▲ずっとトンネルの動画です▲ 


寒風山トンネルを通り過ぎたら、すぐに大きく左へ曲がり、細い道を進みます。
この道は、旧R194号になります。ヘアピンカーブを何度も通り、一気に高度が高くなっていきます。このあたりまで来ると、自分以外の車(バイクも自動車も)なく、ひとり黙々と山の中を駆けあがっていきます。

途中、寒風茶屋と呼ばれる休憩場所があります。この寒風茶屋は、旧194号と町道瓶ヶ森線の分岐にあり、これから瓶が森線に入る方がひと休みするエリアです。ただ、僕が行ったときは茶屋は営業しておらず、自動販売機すらないので、景色を見るために立ち寄った感じになりました。


▲寂しさを物語る看板▲

▲この道が旧国道であることを示す古い標識▲

▲寒風茶屋は、自動販売機すら営業していない▲

▲茶屋の見晴らし台からの展望▲

▲なんか空模様が不安に・・・▲

寒風茶屋から町道瓶ヶ森線に入ります。
この道は途中荒れ気味ではありますが、対向車もなく走りやすい道でした。瓶が森線は、後で調べたら四国でも絶景の道の一つだそうです。今回はガスがひどく、前方5メートルぐらいの視界の中をずっと走って行きました。あまりに視界が悪いとノロノロ運転しかできません。後続のバイクが来たら、先にどうぞ、とゆずって安全第一に走ります。だれかの後ろについて走るほうが楽ですしね。


▲高知県と瓶が森道の分岐▲

 
▲撮影スポットでも▲
 
▲すごい濃霧▲

▲濃霧で何も見えません▲ 

▲ガスで一面真っ白です(動画)▲

▲景色をあきらめ、バイクを一枚▲

▲ほんの少しだけ霧が抜けた瞬間▲

瓶が森線は山のてっぺんを走るスカイラインです。
自分の上には空しかなく、雲までの距離がとても近くに感じられます。
走っていると、途中「山荘しらさ」というレストハウスがありました。山荘ですが、カフェとしても営業しており、気楽に立ち寄れるお店です。ちょうどお昼だったので、このカフェでサンドイッチランチを頂きました。

山荘しらさで一服していると、雨が降り始めます。仕方がないので雨足が弱くなるまで休憩を。自分以外にライダーがもうおひと方居たので、少し世間話で時間をつぶしました。自分が走ってきた方角とちょうど反対側から登ってこられたそうで、それも名古屋から来ているとのこと。すごいですね。※そういう僕も東京からなのでお互いさまですが(^^;

お盆休みを使って四国ツーリングを楽しみに来られているらしく、「今回は雨ばっかりですねー」など話をしているうちに、ほどなく雨足も弱くなってきます。雨が止んだら、さっそく再出発です。お別れをいって、バイクに乗ります。ソロツーリングでは、旅先でのこういった知らない人との交流が醍醐味の一つですね。

アメリカンバイクの怖そうな人(先入観ですが)も、話をすると普通に気のよいお兄さんだったりして、ちょっと見た目とのギャップが面白かったりします。あ、たぶん、向こうも同じギャップを感じていると思いますがね。


▲瓶が森と土小屋の分岐▲ 

▲雨が降りはじめました▲

▲ああ・・・結構な雨の量、雨具初装着です(>_<)▲
 
▲激しい雨が降る始めます(動画)▲ 
 
 
 ▲YouTubeで紹介されていた石鎚スカイライン~瓶が森林道▲
 
 
雨足が弱い間に距離を稼ごうと、石鎚スカイラインでは休まずに走ります。
しかし残念ながら、途中から雨が再び降り始め、それもかなり激しく。。。
これはまずいと思い、少し路肩に駐車スペースがあるところで、急いでレインウェアを装着。この帰省で初めてレインウェアを着用しました。これで少しの雨なら大丈夫、と思って再び走り始めます。
 
しかし、今回の雨は激しすぎました。フルフェイスのヘルメットをかぶっているのですが、雨で前が全然見えないぐらい降り始め、さすがにこれは危ないと思い、急きょ道の駅で雨宿りすることに。でも、天気は好転する気配がなく、雷で激しく稲光もし始めて、ホトホト困ってしまいました。
 
このまま松山方面に抜けて、四国カルストに行くのを中断するべきか否か、道の駅で1時間ぐらい悩みながら、雨足が弱まるのを待っていました。
 
 
結局、1時間ぐらいで少しだけ雨足が弱まってきたので、いったん高知側へ抜けようと思い、走り始めます。ひとつ山を越えたぐらいでしょうか、雨はやみ、天気が良くなってきました。天候も良くなってきたので、レインウェアを脱ぎ、当初の計画通り四国カルストを目指すことにし、一気に走ります。
 
 
四国カルストには、大勢の観光客が来ていました。
あいにく濃霧で四国カルストの絶景はまったく楽しめませんでしたが。写真を撮影したり、少し散歩したりして観光気分を楽しみました。
 
 
▲四国カルスト 姫鶴平▲

▲石が点在しているはずなのだが▲

▲あまりの濃霧で何も見えない▲

▲レストハウスで一休み▲

▲お約束のソフトクリームを頂く▲

四国カルストをぬけ、高知県の山のふもとにまでおりると、さすがに濃霧もなく、気持ちよく走れます。要所要所で休憩しながら、この先を急ぎます。この時点で16時を過ぎてしまっていたので、そろそろ帰宅の時間も気になります。夜の道は走りたくないですからね。


▲四国カルストを高知側へ降りました▲

▲山を降りると霧も晴れ、天気になる▲

▲ここでも記念に一枚▲


▲道の駅 布施ヶ坂▲ 
 
▲津野町観光案内図▲
 
高知県の須崎まで一般道を走り、そのあと高速道路へ入りました。
なんとか天候も高速道路に入るまで持ってくれたので良かった。しかし、高速道で南国ICまで走ったところで雨雲に追いついてしまったらしく、大雨が・・・
 
かなり激しい雨だったので、急きょ高速道路の路肩にバイクを止め、レインウェアを再び装着です。
高速道路でバイクを止めてレインウェアを着るのはなるべくやりたくはないですが、安全に入るためには緊急回避ということで、許されるでしょう。たぶん。ダメかな?
 
そのあとは、高知県から愛媛県に戻るまで雨が続きました。愛媛県に入ると、やはり山を越えるからでしょうか。雨はやみました。天候って山一つで大きく変わるもんなんだなぁ、と感心しました。
 
なんとか、日が沈みきるまでに四国中央まで無事戻ることができました。
走行距離364キロ。バイクで一日のうちに走った距離のレコードを塗り替えてしまいました。
まだまだですが、今日はここまで!
 
 
▲一日で364キロ!走行しました▲


■振り返り


今回初めて一人で長距離のツーリングを楽しんだと思う。
林道ですれ違う際に、手を挙げてあいさつを交わしてくださる人が多かった。
手を上げなくとも、頭を少しチョコンと下げてくださる方なども。

人気のない林道を走る際には、あいさつを交わしてくれるとうれしいものです。
僕も、人とすれ違う時は手を挙げてあいさつするなど、バイク同士のなどの合図を楽しみました。
これからは是非積極的に挨拶をかわせるように余裕をもった走りをしよう。(^^;

今回の瓶が森林道、四国カルストともにガスで何も景色が見えませんでした。
絶景といわれるその景色を自分の目で見れなかったのは残念至極です。

ぜひ、もう一度リベンジをしたいと思います。※来年??


あと、雨が計3回降りました。
レインウェアを着る・脱ぐを繰り返すツーリングでもありました。
レインウェアのお陰で体の濡れるのは防げるのですが、足元(ブーツ)は濡れます。
是非ブーツカバーを購入して常備携帯品の一つに加えておくようにしたいと思います。


■リンク等参考資料

走行距離 364キロ

町道瓶が森線 
山荘しらさ
※山荘しらさ以外は、個人のサイトへリンクしています。

 

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